川越銘木センター

■銘木在庫 納入事例

こちらのカテゴリーではお客様の参考になるような納入事例を更新していきます

ある程度情報が追加された時点で理路整然と編集予定です。

【物件004】北山丸太の門

物件004は北山丸太さんの古いパンフレットの画像をお借りします。

こちらの立派な木造の門ですが、北山丸太を多用しております。さて、こちらの門を作るのにどれくらいの手間が掛かるか?そんな話題をお届けします。

大工さんであればおおよその工数を推測できることと思いますが、みなさまは、この門がどれくらいの時間で作られているか想像しますか?途中からは一人の大工さんでつくれますが、そのような人員の配置で作ったとしましょう。

1週間?もっと掛かりますよ。

2週間?いえいえ、もっと掛かります。

1ヶ月?いえいえもっともっと。

3ヶ月?もっと掛かります。

半年?そうです。それくらいは掛かるでしょう。

おそらく、半年と聞いて驚く方の方が多いかと思います。理由はこのようなものです。

皮を向いただけの丸太は、オートバイやクルマの排気管を作るステンレスやチタンのパイプのように一定の太さではありません。少々いびつといえるでしょう。それを組み合わせていくわけですから、1本毎の個体差を、丁寧に読み取り墨付けして手工具で刻んでいくわけですから、ネチネチと作りこんでいく必要があります。さらに手工具を扱える大工さんでなければ作業ができません。まさに職人技で建てられております。

北山丸太を使った門や建物は、大変手間が掛かる分けですが、そのような努力が必要だと知ったうえで見直すと、手間が掛かったものが持つ美しさを理解できるようになると思います。

ぜひ、街中の和風住宅の門を気にするようにしてみてください。材種、手間。そのようなものを想像していくと、和風建築の魅力に気づかされると思います。

敢えて手間の掛かった邸宅を建てたいなという施主さんは、和風建築などいかがでしょうか。大変奥深く、とても気に入ると思いますよ。

 

 

 

【物件003】総杢トチ(栃)のテーブル

2017年7月に納めさせて頂いた総杢曲がりの無垢一枚板テーブルです。

テーブルの前に弊社倉庫から納めさせていただいたクス(楠)のカウンターも素敵ですね。

弊社は創業以来、どれほどのテーブル製作や完成品としての販売をしてきたことでしょうか・・・・・正式な数字を算出できませんがそれなりの数を納めてまいりました。座卓も合わせれば千件以上は納めている事でしょう。

テーブル製作でお客様にとっては三点のポイントがあります。良い材を適切な価格で。じっくりと打ち合わせできること。

弊社側としては、その三点も大切にしておりますし、豊富な在庫も大切にしております。例えば足を作るとなれば、足の材も倉庫内で探して頂けるようにすることはサービスとして大切なことです。

弊社は一枚板テーブル専門店ではありません。表立って宣伝をしていたことはありませんが、気に入ったものを選びやすい、価格が良いとの事で、お客様がお客様を呼んでくださり今日に至ります。

有意義なサービスなのでしっかりと広報を開始しましょうと、弊社の相談役からアドバイスがありまして、近日、テーブルオーダーの流れをご案内させて頂きます。

無垢一枚板製作をご希望のお客様は、まずは一度弊社で様子を伺ってみては如何でしょうか。

こちらのトチテーブルについてより詳しくは弊社ブログにて
https://ameblo.jp/kurogaki-gt/entry-12320289257.html

 

【物件002】ブビンガ長尺材を床板に。とある施主さんの事例

スケルトンリフォームの最中の撮影であり壁紙が貼られていないとの事ですが(かつワックス施工中に撮影)、長さ5メートルのブビンガ材を床板として施工。この画像の廊下奥左側にもう1枚のブビンガ材が雇いざねを挟んで連結。トイレへ続いており、トイレの床板もブビンガ一枚板となっております。この画像の手前右側が玄関方向で、ケヤキの框(カマチ)が雇いざねを挟んで木組みで連結しています。総ブビンガの廊下です。壮観という言葉が適切でしょうか。(長5メートル・幅90センチの板を二枚使用)

近年は一枚板を廊下にする施工事例がずいぶん少なくなりましたが、20年くらい前までは、ケヤキの一枚板を床板に使ったりするなど、無垢材好きな施主さんがよく行っておりました。当時は無垢フローロングといっても既製品に飽き足らず、弊社で丸太に近いサイズ(盤と呼びます)を買い付けし、銘木を切りだし特注床板を作ったりと、無垢材好きな施主さんはとことんこだわっておりました。現在このような施工が減った理由は、そのような事が出来る事をそもそもご存知でない施主さんや設計士さんが多くなっているという理由ではないでしょうか。

さて

通常の無垢フローリングは幅が狭いので細かな繋ぎ目が入ってしまう事により、空間が狭く感じてしまう事もあります。そのような時はこのように無垢一枚板を床板にすれば空間が広く感じるものです。なによりも無垢一枚板だからこその踏み心地があります。実は、住宅というものは手よりも足の方が触れる時間が長いものです。だからこそ、足が触れる部分を常に楽しめようにすると、それはより素敵な住宅になるでしょう。

弊社には、床板に使える乾燥済み幅広無垢一枚板も在庫がありますので、若い施主さんでこのような施工事例を知らなかったという方は、検討してみてはいかがでしょうか。材種により床鳴りの音や程度が変わりますよ。自然乾燥を済ませた材を施工する事が絶対条件でしょう。こちらのブビンガは弊社で20年以上は自然乾燥させていたものです。(なにせ昔の事なので数年の誤差はご容赦・少なくとも20年以上)

腕の良い大工さんの腕が必要である事や、時には施主さんが諦めずに交渉し実現させる必要もあるでしょう。この事例では川越市の河野工務店の河野秀明・棟梁が施工。上手に施工されていますね。無垢材を目の前にして足がすくむ大工さんでは実現できないでしょう。この施工はお見事です!

もしも・・・・・アドバイザーがいれば実現できそうだという時は、施主さんであれば設計士さんや工務店さんと弊社に一緒にお越し下さい。現物を前に技術アドバイスさせて頂きます。(弊社の在庫をご利用頂くという前提になります)(無垢材を扱える大工さんについては基本的には施主さん工務店さんに探して頂くことになります)現在の世では、無垢一枚板を床板に使いたいと切り出しただけで、ビックリされてしまうでしょう。

その他の箇所にも複数の銘木をお買い上げ頂きましたが、弊社がアドバイザーとして、12尺の本桜の無垢敷居を始め、床の間、窓枠、敷居、鴨居、全面無垢フローリングその他一式を、加工方法、施工方法などをアドバイス。施工されました。(河野秀明・棟梁が無垢材の取り扱いに長けておりこちらの物件はかなりスムーズに進んだ記憶がございます)

対法人コンサルティングと作家業を営むN様邸の事例でした。

 

【物件001】杉材と輸入材パドックを利用したテーブルなど

概要:幅が少々足りなかった杉材。諸事情により幅広材を使用できない際はこのように敢えて切り離し、他の材で継ぐと粋なものとなったりします。もちろんしっかり継いでいるので剛性は問題ありません。
詳しくは弊社運営外部ブログにて

http://ameblo.jp/kurogaki-gt/entry-12176228144.html